【創建】天正元年(1573年)
【開山】準室統均大和尚
【開基】一指燈和尚
【本尊】釈迦牟尼仏
【沿革】一指燈和尚は北押原村字村井の岡坪(現鹿沼市村井町)に一庵を建て、準室燈均大和尚を請して開山とす。
文禄元年(1592年)3月17日現地に移転す。
明治初期落雷より火災にあい、十四世萬山円瑞がこれを再建し、庫裡の一部を本堂として
60余年を経て昭和8年(1933年)十六世先天拙童が現在の本堂を建立する。
昭和63年(1988年)十八世大光正順により本堂屋根の大改修をする。
鐘楼は第二次世界大戦の折供出されたが、昭和29年(1954年)十七世輝山浩道により再建す。
当寺の歴代和尚は教育に熱心で、子弟教育に従事し、寺子屋・日曜学校を開き、昭和40年(1965年)には幼稚園を設立し現在に至る。
俳人芭蕉、嵐雪、百里、北華、曽良が立ち寄ったと伝えられ境内には芭蕉の笠塚がある。
二世体庵宅全は当寺有縁の願に従い、火難消除の道場として奉納した秋葉堂もある。